研究内容

現在、本研究は以下の研究資金のもと行われております。

平成29~31年度
科学研究費助成事業 若手研究(A)
研究課題名:霊長類動物を用いた子宮同種移植モデルの確立および免疫応答の解明と社会的基盤の構築
研究代表者 木須伊織

【過去の研究資金】
平成26~27年度
科学研究費助成事業(科学研究費一部基金) 若手研究(A)
研究課題名:子宮移植による妊孕性再建技術の開発:霊長類動物を用いた基礎実験と社会の意識調査
研究代表者 木須伊織

平成25年~29年
独立行政法人科学技術振興機構 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 産学共同促進ステージ/シーズ育成タイプ
平成27年より
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)へ移管
研究課題名:MHC 統御カニクイザルの有用性評価と計画生産の検討
(企業責任者:株)イナリサーチ 佐藤伸一、研究責任者:東海大学 椎名 隆)
分担研究責任者 木須伊織

基礎実験

 私達は本研究の臨床応用を見据えて、ヒトと同じ霊長類動物であるカニクイザルを用いて基礎実験を行っております。3kg程度の大きさであり、非常に繊細な手術手技が求めれられますが、子宮自家移植実験(自分の子宮を一度体外に摘出して、再度自分に戻す)では、2012年に世界で初めて霊長類における子宮自家移植後の自然妊娠及び出産に成功しました。その後、免疫抑制剤を用いた子宮同種移植実験(違う個体から子宮を摘出し、自分にその子宮を移植する)を行い、2018年に世界で初めて霊長類動物における子宮移植後の妊娠に成功しました。これらの成果により基礎研究においては世界を牽引する立場として国際的に評価されております。現在は、子宮移植に関わる未解決な課題に対してさらなる科学的検証をすすめております。

2019年【詳細】

  
2019年10月19日
場所 滋賀医科大学動物生命科学研究センター
実験者及び協力者 木須、安達、的場、清河(慶應大 産婦人科)
尾原、山田(慶應大 外科)
加藤(東京女子医科大学 腎臓外科)
佐伯(済生会神奈川県病院 麻酔科)
土屋、板垣、河本、中川、村瀬(滋賀医科大 動物生命科学研究センター)
石垣(滋賀医科大 病理学講座疾患病理制御部門)
椎名(東海大 基礎医学系分子生命科学)
中川(株式会社イナリサーチ)
(見学者)
小松(東京女子医科大学 医学部4年)
内容 カニクイザルを用いた脳死ドナーを想定した子宮同種移植実験
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